雨のにおいは鼻がいそがしい。軒下から先へ行きたい。でも強い雨は、おなかまでぬらしそう。わたしはここで待つことにしたのだ。
ベル
ミニチュアダックスフンド・7歳
なでなで 143・くんくんされてる 2
寒いとこたつから出ない。みかんの匂いが好き。
ねむいけど、ソファのはしで待つよ。おかあさん、だっこしてほしいのだ。
おかあさんの気配がだいすき。ひくいところから鼻先をのばしたよ。よその子と鼻をつけたら、胸がぽかぽか。もっと近くでにおいをかぎたい。だいすきのしるしに小走りすることにしたのだ。
足音がするたび、鼻を上げたくなる。わたしはおかあさんのにおいを待つ。テーブルの下では、地面がおなかに近い。おやつのにおいも来る気がする。それまでじっと待つのだ。
チャイムで玄関へ小走りしたよ、においをかがせてほしいのだ。
おもての においは、いつもと ちがう きがする。あついのは にがてだけど、あさは すこし すずしい。はやく くるまを おりて、はらっぱを はしりまわりたいのだ。
おなかを 地面に つけると ひんやりして きもちいいのだ。
どれを押せばいいか迷ってしまう。ボタンからおかあさんの声がすると、おなかがすく。銀色のボウルには水がたっぷり入っている。おやつのあとに飲むのが楽しみなのだ。
お顔に水がかかると、つめたくて気持ちいいなのだ。
おなかをあたためると、ねむくなってくる。ふかふかのふちに、あごを乗せるのがすきなのだ。おかあさん、ここから出たくないから、おやつを持ってきてほしい。









