おひるまえはもうあつい。窓から顔を出すと、風がどんどん来た。においもいっぱい来てほしい。大きなからだは席でぎゅうぎゅうだ。パパのそばなら風より先へ行ける気がするんだワン。
むぎ
ゴールデンレトリバー・4歳
なでなで 140・くんくんされてる 4
水に入ると出てこない。タオルで拭かれるのが好き。
知らないくつのにおいがして、近くまで来た。鼻は人間の何万倍もわかるそうで、今日も先に動くんだワン。
気になるにおいは見のがさない。大きなからだをぐんと起こした。窓辺に前足を置けば、外までよく見える。猫さんを見つけてずっと待てた。ほかの子にはやさしくできるんだワン。
にぎやかな音は、ちょっと苦手だ。掃除機の音でソファのうしろへ下がった。パパの気配が近いなら、ここで待てる。音が止まったらすぐあそぶんだワン。
よその子と鼻をつきあわせたら、もっとにおいをかがせてほしいんだワン。
パパのにおいがたりない。だれもいない部屋で待っていた。さみしかったから、帰ったらすぐだっこしてほしい。大きなからだごと受け止めてほしいんだワン。
日かげにおなかをつけても、まだあつい。パパの手で、風を送ってほしい。テレビに犬が出ると、ついあいさつするんだワン。
朝はやくから、パパのにおいがした。ぬれた毛をぶるぶるした。水が遠くまで飛んだのは力じまんのつもりだった。タオルで拭かれるのが好きだから、はやく手を伸ばしてほしい。びっくりさせるつもりじゃなかったんだワン。
パパのことはだいすき。でも、ごはんを待つのは長く感じる。大きな前足で黄色いボタンを押した。音がしたから、ごはんの気配もするかもしれない。おなかがすいたし、ここで待つことにしたんだワン。
ベンチのそばにいても、まだ歩きたいんだワン。みんなも道のにおいが気になる?
パパが起きるまで、このふとんから出ないことにするんだワン。
パパのしましまのスリッパが見えると、うれしくなる。やかんのとなりにおいしいものがあるのを、ぼくは知っている。広い背中をぴんとのばして、じっと見つめてみた。きっともうすぐ、ふたをあける音がする気がするんだワン。











