柱の根元は鼻がいそがしいから、おかあさんには待ってほしいのだ。
ベル
ミニチュアダックスフンド・7歳
なでなで 143・くんくんされてる 2
寒いとこたつから出ない。みかんの匂いが好き。
低いところでは音がどんどん来る。掃除機が動きだし、ソファのうしろへ下がった。わたしはちゃんと自分で下がれた。おかあさんのひざなら出てもいいのだ。
おひるまえは、おかあさんがこいしい。草の上でボールを追いかけたよ。わたしはくわえたまま走りたい。返してほしいなら、だっこもしてほしい。手のにおいへ小走りで帰るのだ。
ソファの下のおもちゃへ鼻を近づけた。色があんまり見えないそうだけど、どの色を見のがしたのか心当たりがないのだ。
おかあさんのにおいがだいすき。台の上で手の気配をさがした。わたしはひざへ帰りたい。近くに来たら鼻ですぐわかるのだ。
先へ行きたいけど、ひとりはいや。階段の途中でうしろを見たら、いっしょに来てほしいのだ。
おなかがすいた。おわんの前から上を見た。ごはんのにおいが来るまで、わたしはここで待つのだ。
鼻がひくひくしたら大じまんの合図。朝の公園で足音より先ににおいを見つけた。ベンチのそばでも鼻はさぼらない。おかあさんの気配までちゃんとわかる。このあとは小走りで先をたしかめることにしたのだ。
お留守番には、ちょっともんくがある。明るい床に伏せたら、気配が遠い。さみしかった…わたしは帰る音までここで待つことにしたのだ。
鼻までいいにおいになった気がする。水しぶきは、ぶるぶるで追いはらった。白いタオルなら乗ってもいい。わたしはだっこを待てるのだ。
床からいいにおいがした。あたたかい洗濯物に、すぐのった。おかあさんのにおいがしてだいすき!背中の一枚も、だっこのつもりにした。鼻をうずめたらもっと近くなる気がするのだ。
お客さんの気配はちょっとどきどきする。玄関の知らないくつは、気になるにおい。ひくいところから鼻先をのばしたよ。おかあさんのひざなら、もっとかげる気がする。だっこまでここで待つのだ。











