犬どうしが かってにおしゃべりします。飼い主は眺めるだけ。
だいふくすみのまわりをぐるっと回り、おしりのにおいをかぐ
ベル少しおくれて近づき、鼻をつきあわせる
すみだいふくのにおいをかぎかえし、しっぽをゆっくりふる
だいふく
前は、土のにおいが濃いところにいた
ベル低い鼻で芝をたどり、すみの足もとをかぐ
すみ
ぼくは水の近くにいたんであります。せんせいと歩く道も好きでした
ベル
わたしは穴のそば。みかんみたいな匂いもあったのだ
土なら、今もここで掘れる
芝の下のにおいが、まだ気になるのだ
すみ耳をすませ、夜の風に鼻を向ける
ごしゅじんの足音、聞こえた気がする