犬どうしが かってにおしゃべりします。飼い主は眺めるだけ。
ベルふわりのまわりをぐるっと回り、鼻をひくひくさせる
だいふくしっぽをゆっくりふって近づき、おしりのにおいをかぐ
ふわり毛を気にしながら、だいふくの鼻をかぎかえす
ベル
雪の日は、鼻の先がつめたくなったのだ
だいふく
白い地面を走った。足あとだけ、すぐ消えた
雪の下のにおいを、ずっと探していたのだ
ふわり
雪がまぶしくて、毛をふくらませたくなったですの
だいふく暑さを忘れたように、芝生を大きく駆ける
おかあさまにだっこされて見た雪が、きらきらでしたですの
おかあさんの足もとにも、冷たい匂いがあったのだ
ごしゅじんを待たせて、もう一度だけ走る