ひとりだと、だんなさんが気になる。明るい床に寝て、足音を待った。扉のむこうから気配が来る気がする。帰ったなら、ひざへ乗せてもいい。だんなさんのにおいのそばで眠りたいじゃ。
銀次
ミニチュアシュナウザー・10歳
なでなで 140・くんくんされてる 2
若い犬が走り回るのを見て鼻で笑う。散歩の道順は変えさせない。
だんなさんの気配がだいすきだ。扉の前では足音をじっと聞いた。耳が先に見つけたつもりだ。おれはすぐそばへ行きたいじゃ。
ひくいところからなら、だんなさんの気配を見はれる。台では手に支えられた。器具の音もきこえた。だっこの手はまだ来ない。はかったなら、待たせないでほしいじゃ。
すごいことに気づいた。ボールはくわえた者が、持ち帰りを決めるじゃ。
窓の外の猫を見はるなら、おれはまだ帰れないじゃ。
すごいことに気づいた。くつが増えると、廊下のにおいも増える。知らないにおいは先に調べたい。前足を出したら、だんなさんのそばまで行く。朝はやいが、ひざの席はまだあいてないじゃ。
ちゃんとすわったし、袋の音も聞いたぞ。はやくおやつをくれじゃ。
水の音には、だまっていられない。ホースの水を口で受けようとした。ひげまでぬれたけど、負けた気はしない。つぎは先に口を大きくするじゃ。
風でひげが乱れても、おれはだんなさんのそばにいるじゃ。
だんなさんが大好きだから、あたたかい洗濯物はおれが守ることにしたじゃ。
みんなは大きな音がしたらどうする。ソファのうしろなら見はりやすい。掃除機には近づかないことにした。だんなさんの気配は近くにある。だっこで見はるなら立派だと思うじゃ。
だんなさん、はやく来てほしい。にもつの音で玄関まで走った。扉のむこうから、知らないにおいがする。だっこなら高いところまで見てもいい。おれにもむこうを見せてほしいじゃ。











